今日のあてたろう予想!
中央競馬G1の中でも特に「格」が高いとされる八大競走のひとつであり、桜花賞、秋華賞と共に牝馬三冠のひとつに指定されている。
この世代の牝馬ナンバーワンを決める一戦だ。
設立当初は阪神で開催され、1946年に東京開催に変更。1953年に秋から春開催に移行されて現在の形になったそうだ。
前置きが長くなったが、桜花賞が1600mに対して一気に800mの距離延長、全馬が未知数でスピードよりもスタミナを要求されるレースだ。
条件は大幅に変わるが、なんだかんだ言って「桜花賞組」が好走傾向。
そんなオレの予想は…。
◎[2番]ソウルスターリング
前走の桜花賞(G1)では単勝1.4倍の断然人気を裏切った。
しかし、敗因は「渋った馬場」と明らかだ。
グリップの効かない馬場で何度も手前を替え、跳びの大きい同馬にはポテンシャルをフルに発揮できる状況ではなかった。
その重い馬場で前半からハイペース、言い訳なしの激流で勝ったレーヌミノルに0秒1差なら「負けて強し」の内容だ。
今回は3戦連続でアウェー戦だった阪神からホームである東京に舞台が替わり、一部では距離が1600mから2400mに延びる事への不安説も囁かれている。
確かに、これまでの走りを見ると、その不安説も拭いきれない部分はある。
血統背景からは「本来は中長距離型」と判断、輸送の負担もなく、何より「パンパンの良馬場」で挑める。
社台の復権をかけ、前走の汚名を返上する!
◯[3番]フローレスマジック
昨年秋から4戦連続で「東京」を使い、桜花賞には目もくれず「オークス」の一本に狙いを定めてきた。
前走のフローラS(G2)は強気に前受けして3着、人気薄の2頭にしてやられた格好。
デビューから一貫して1600mを使っていたが、前走の2000m戦で距離のメドも立ったようだ。
陣営は「先行しても差してもOK、極端な枠でなければチャンスは大きい」と話していた。
中間は一旦牧場に戻して先週水曜に再入厩、最終追い切りはビッシリ6F追いの勝負仕上げ。
鞍上の戸崎はこれまでオークス5回の騎乗経験、2013年から4年連続騎乗して2着→7着→2着→2着の好相性。
戸崎自身、2013年に大井から中央に移籍してクラシックG1は牡馬牝馬共に未だ未勝利。
戴冠の時は近い!
▲[14番]リスグラシュー
今年初戦の チューリップ賞(G3)はソウルスターリングと人気を分け合うも、まさかの3着。
その負け方もキャリア1戦のミスパンテールに追い比べで遅れを取る始末。だが、力のある馬はやはり違う。
ひと叩きした本番の桜花賞(G1)では自らポジションを取りに行く競馬、終いはきっちり伸びて2着を確保した。
距離は違えど、東京コースはアルテミスS(G3)で既に経験済みで関東圏への輸送もクリアしている。
府中2400mは操縦性の良さが大きく影響する舞台。
その点は「折り合い面」に心配のない同馬、ハーツクライ産駒なら距離も問題なし。
東京コースで必ずパフォーマンスを上げてくる!
注[15番]アドマイヤミヤビ
2番人気に推された前走の桜花賞(G1)は馬場と展開に泣かされ、まさかの大凡走「12着」。
稍重の発表以上に悪かったコンディションの中、前半からハイペースでノメりながら追走するだけで必死の状況。
後方16番手で全く流れに乗れないまま終了した。
手脚が長く、大跳びで柔らかなフットワークが持ち味の馬で本質的にマイルの距離も忙しかった印象。
一転して今日は「良馬場」で距離も2400mに延びる。府中はこれまで「2戦2勝」で勝ち内容も素晴らしい。
ゆったりとした流れから追えば追うほど伸びてくる父ハーツクライ譲りの特性はこの舞台にベストマッチだ。
惨敗の前走から一気に条件好転、先週のNHKマイルCに続き、2週連続の「アドマイヤ」もありえる!
△[8番]ホウオウパフューム
3か月半ぶりの前走のフローラS(G2)ではこれまでにない「プレッシャーのかかる」内容。
陣営は「1番人気にふさわしい競馬がどこまでできるか見守っていた」と、さすがに甘くはなかった。
最大の敗因は「経験値の浅さ」が出たということ、そんな競馬を経験した価値は大いに活きてくるはずだ。
休み明けを使ったことで馬体も引き締まり、状態は確実に上向きだ。
先週までは長めの距離で追い切り、体力強化に努めた様子。直前はスピード感重視で半マイル追いとメリハリのある調整。
これまでで一番と言えるくらいの負担をかけ、馬もそれに応えてくれている。
前走とは後肢の踏み込みも前肢の伸びも明らかに違ってきたと。
デビューから手綱を握っていた田辺を降ろし、騎乗志願した「松岡」に一発スイッチ!
間違いなく勝負駆けだ!
【3連複5頭BOX】
[2番][3番][8番][14番][15番]
勝馬投票の購入および資金配分は自己責任です。
関連する事項によって生じた如何なる損害についても、当局は一切の責任を負いません。
結果は…。
1 ?着 ◎[2番]ソウルスターリング
3 ?着 注[15番]アドマイヤミヤビ
5 ?着 ▲[14番]リスグラシュー
6 ?着 ◯[3番]フローレスマジック
16着 △[8番]ホウオウパフューム
あーあ、なんで?ホウオウパフュームなんて推しちまったんだろ。
素直に?モズカッチャンにしとけばよかったわ。
前走のフローラSでは12番人気ながら「注」に推奨した。
その時に書いたが「現在の鮫島厩舎は若駒と3歳に勢いがある」と。
あーもったいねぇ。
それはともかく、藤沢先生おめでとうございます。