今日のあてたろう予想!
ダービーポジション。
その昔、「1コーナーを10番手以内で回る」そのポジションを取りに行くことをそう呼ばれていた。
これが「勝つための条件のひとつだった」と1996年にフサイチコンコルドでダービージョッキーになった藤田伸二が話していた。
近年は風向きも変わり、東京開催も後半戦。
とはいえ、馬場技術の進歩により高速決着が多発。
直線一気はなかなか決まりづらく、「出脚の遅さ」「大外枠」は不利とされている。
生涯一度の夢舞台、2014年生まれの3歳馬「7015頭」の頂点に立つのはどいつだ!
そんなオレの予想は…。
◎[12番]レイデオロ
前走の皐月賞(G1)はホープフルS(G2)勝ちからの3か月半休み明けで挑んだ。
結果は5着だったが、レースの位置取りを見ると「終始15番手前後」の位置。
これはほぼ「ノーチャンス」の位置取りだ。
最後はロスなくインを突いたとはいえ、よくぞ0秒4差の5着まで追い上げたと感心する。
実績は中山での好内容が目立っいるが、瞬発力と持久力を両方兼備しており、「むしろ東京コース向き」と判断する。
直線の短い中山で後方一気の差し切りを決めることができる強靭な末脚は「東京で威力倍増」は間違いない。
鞍上のルメールは昨年、サトノダイヤモンドでマカヒキに「8cmの差」に泣き、ダービージョッキーになり損ねた。
今年はその「忘れ物」を取りに行く!
◯[4番]スワーヴリチャード
前走の皐月賞(G1)は6着、課題だったスタートは問題なく、いいポジションを取れた。
が「終始、手前の替えがチグハグのまま」終了した。
G1の厳しい流れもあったが、それでも終いは伸びて、勝ち馬に0秒4差まで詰めた。
デビュー前から「ハンパねぇ馬がいる」と評判だった同馬、その時点から今日この大目標に向けて様々な事を教え込んできた。
デキは確実に皐月賞(G1)以上であり、何と言っても「東京コース」と言うことが重要だ。
左回りだと追い出した時のフォームが全く変わってくるのが同馬であり、馬群を割って出てくる根性もある。
これまでの戦績を振り返っても「負けたあとは必ず巻き返している」のだ。
集大成!
▲[1番]ダンビュライト
きさらぎ賞(G3)→弥生賞(G2)→皐月賞(G1)と3戦連続の「3着」だ。
重賞の格が上がるにつれ、人気は2番人気→5番人気→12番人気と逆に下がる一方。
それに反発するかのように好走を続けている。(今日も現在7番人気)
皐月賞の後はリフレッシュ放牧、減っていた馬体も戻して帰厩したようだ。
前回の放牧帰りと比べて、操縦性と素軽さがアップ!体調面も万全で時計も速いところを坂路でビッシリ2本と好調の様子。
3頭出しの音無厩舎は「アドミラブル」に人気が集中しているが、イマイチ信頼度の低い単勝 3.8倍…。
ならば、既に日本ダービーを「5勝」挙げている「ユタカ タケ」の方が信頼できる!
大駆けムードが高まる!
注[13番]カデナ
皐月賞(G1)では3番人気の支持を受けるも、9着と崩れた。
だが、勝ち馬アルアインとのタイム差は「0秒5」なら着順ほど負けてなく、決して絶望的な差ではない。
レース前半の3Fが初体験のハイペース、1コーナーまでに少し置かれてしまったのが最大の敗因だろう。
今回はこれまでの「坂路追い」から「ウッド」に変更、コースで意欲的に攻めてきたとなれば、行きっぷりは変わってくるはずだ。
また、これまでの全6戦中、皐月賞以外は「全て上がり最速」の末脚を繰り出している。、
人気が落ちた実績馬、ダービー馬の資格は十二分にある!
△[7番]アルアイン
毎日杯(G3)を勝ちながら、本番の皐月賞(G1)では9番人気の低評価に甘んじた。
ヤマカツライデンの大逃げも手伝って、終わってみれば「レコード勝ち」のオマケつき。
二の脚の速さが強力な武器である同馬はこの近2戦のレース内容が特に秀逸だ。
皐月賞を振り返ると、4コーナーでは馬場に脚を取られながら「ギアを上げ直した勝負根性」に非凡さを感じた。
一部では血統的には「2000mがギリギリかも?」と囁かれている。
が、前走のレースぶりからは距離延長に対する不安は微塵も感じられず、むしろ好材料!
というのがオレの見解だ。
「皐月賞馬」にもかかわらず、現在4番人気。
これなら鞍上の松山もダービーの重圧に押し潰されることもなく平常心で挑めるだろう。
二冠の資格があるのは同馬のみ!
【3連複5頭BOX】
[1番][4番][7番][12番][13番]
勝馬投票の購入および資金配分は自己責任です。
関連する事項によって生じた如何なる損害についても、当局は一切の責任を負いません。
結果は…。
1 ?着 ◎[12番]レイデオロ
2 ?着 ◯[4番]スワーヴリチャード
5 ?着 △[7番]アルアイン
6 ?着 ▲[1番]ダンビュライト
11着 注[13番]カデナ
予想が素直ぢゃないねぇ…。
◎◯はドンピシャなのに、獲れる馬券をみすみすハズした感じ。
「3頭出し」の音無厩舎でもなく、「3頭出し」池江厩舎でもなかった…。
今年の東京優駿を制したのは先週の優駿牝馬に続く2週連続の藤沢厩舎。
ルメールに至っては3週連続のG1勝ち。
音無先生は開業23年目でダービー未勝利、藤沢先生は29年目で初制覇。
かつて柴田政人も「ダービー勝ったら辞めてもいい」と、1993年ウイニングチケットで勝って辞めた。
河内洋もそう、2000年にアグネスフライトでエアシャカールと激闘、ハナ差で悲願の勝利。
ダービーは背景にドラマがあるね。