2017年 安田記念(G1)【あてたろう】予想とレース回顧

あてたろうの競馬予想結果 G1レース

今日のあてたろう予想!

東京5週連続G1開催のラストを締めくくるこのレース。
昨年は絶対王者と言われた「モーリス」が2着に負けた。
今年の出走メンバーを見渡すと、多種多様なメンバー構成で確固たる主役は見当たらない。
本筋であるマイルからのステップレース以外からの参戦、更に香港勢の参戦が混戦に拍車をかける。

そんなオレの予想は…。

◎[15番]イスラボニータ
昨年までの同馬のイメージは良く言えば「堅実」、悪く言えば「詰めが甘い」タイプ。
だが、今年初戦のマイラーズC(G2)でその印象は覆された。
マークした上がりは「32秒9」、刻んだラップも秀逸だった。
追い出してから使える脚が一瞬だけということが非常に多かっただけに前走の斬れ味には非常に驚かされた。
すんなりと好位につけられる自在性があり、斬れる脚もある。
「関西圏」への遠征続きだったこの3戦から、「5勝を挙げている左回り」かつ「ホーム」でのレース。
鞍上は3週連続連勝「G1確変中」の神懸かりルメールで鬼に金棒状態。
死角らしい死角は見当たらない!

◯[8番]エアスピネル
前哨戦に選んだ前走のマイラーズC(G2)はイスラボニータに差し負け。
とは言え、自身も「32秒9」の脚を使ってものでステップレースとしては大いに収穫ある内容と言える。
2?3歳時を振り返っても、休み明けは必ずと言っていいほど「力んでしまう」タイプだった。
ところが前走はユル?いペースながら、若干ハミを噛む程度で走れていたことから課題だった精神面の成長が見て取れる。
これは調教過程にも良い影響をもたらし、より踏み込んだ内容でハードに攻めても動じない精神状態を維持できているようだ。
デビュー当初からG1級と評価されながら届かなかったビッグタイトル。
今度こそ悲願を成し遂げる!

▲[14番]サトノアラジン
前走の京王杯SC(G2)は1番人気に推されたが、9着敗退。
不得意な道悪のうえに「4番枠」で外に出せないカタチ、斬れ味を生かすことができなかった。
今日は一転して梅雨入り前の「絶好の馬場」かつ、外めの14番枠と同馬にとってレースし易いはずだ。
香港遠征帰りから一度使ったことで状態もアップ、水曜の追い切りも「持ったまま」で抜群の瞬発力を見せている。
「前走道悪だったダメージもなく、乗り込み順調。いつもの休み明けより動きも良く、更に上積みがある」と陣営。
3歳時にはイスラボニータ、ワンアンドオンリー共々と人気を分け合った同馬、5歳の昨年に京王杯SCとスワンSのG2を2勝を挙げた遅咲きだ。
3戦連続「1番人気」を裏切り続きの汚名を晴らす!

注[18番]ステファノス
前走はG1昇格の大阪杯で7番人気の伏兵扱いながら、キタサンブラックに肉薄の0秒1差及ばずの2着。
陣営の作戦通りにレースは運んだが、相手が強すぎた。
前走後は香港遠征を視野に入れていたようだが、「ココか宝塚記念」に照準を変えたのには理由があるようだ。
「勝利か見放されている?」と思えるほど「1着」でゴールを駆け抜けていない状況で常に善戦のレベル。
遡ること、2014年の10月から「勝ち星」がナイ。
が、その最後に勝利したのは「東京1600mの富士S(G3)」で当時繰り出した上がり3Fは32秒9だ。
近走の戦績からも衰えは微塵もなく、運がマッチすればG1奪取まであと一歩。
勝算がないと出走させない藤原厩舎を侮るな!

△[12番]ビューティーオンリー
2015年サイレントウィットネスでスプリンターズS、2016年ブリッシュラックで安田記念を制している「クルーズ陣営」の香港セン馬。
日本の競馬を熟知している名伯楽が全力で「勝ち」に来た。
「東京の硬い馬場がこの馬には合っている。ここで勝負を賭けない手はないと思って来日した」と。
最終追い切りも実戦を想定して芝1600mのスタート地点に置かれたゲートからのハード追いを敢行。
510kgを超す大型馬らしからぬ俊敏な動きで如何にもキレを感じさせるフットワーク、昨暮れの香港マイル(G1)を大外から差し切った末脚はダテではなさそうだ。
香港からの刺客が府中の長い直線を一気に突き抜ける!末脚一閃!

【3連複5頭BOX】
[8番][12番][14番][15番][18番]

勝馬投票の購入および資金配分は自己責任です。
関連する事項によって生じた如何なる損害についても、当局は一切の責任を負いません。

結果は…。
1着 ▲[14番]サトノアラジン
5着 ◯[8番]エアスピネル
6着 △[12番]ビューティーオンリー
7着 注[18番]ステファノス
8着 ◎[15番]イスラボニータ

サトノアラジンの勝ち時計が1分31秒5。
8着のイスラボニータの走破時計は1分31秒9。
「0秒4」以内に8頭、各馬の着差はクビ差か半馬身。
タイミングひとつで明暗を分ける流れ、外を回した馬が有利だった気がする。

先行馬が「ほぼ行方不明」になった中、粘り込んだロゴタイプが実は一番強かったのかもしれんな。

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